「デザイナー」と付く職業はデザインのセンスが必要でハードルが高そうに感じる人も多いと思います。
今回は、デザイン経験がなくてもWebデザイナーになれるのか、効率良くなる方法について紹介していきます。
Webデザイナーに興味があるけど、「デザインの基礎知識がないとダメなんじゃないか…」なんて思っている人の参考にしてもらえたらと思います。
デザイン経験がないとWebデザイナーは難しい?
結論からいうと、デザイン経験がなくてもWebデザイナーになることはできます。
実際にデザイン知識0からWebデザイナーになりました
僕の経験を紹介すると、デザインの勉強なんかそれまで全くしたことがありませんでした。
さらに、デザイナーがよく愛用するAppleのパソコン「Mac」なんて1度も使ったことがないような状態です。
それでも、28歳から未経験でWebデザイナーになれたので、本当にデザイン経験がなきゃなれない職業という感じではないです。
Webデザインの勉強をしていたときの話はこちらです。
デザイン未経験で効率良くWebデザイナーになる方法
デザインの知識がない人でもWebデザイナーになれると知ったら、どう勉強すれば良いかが気になりますよね。
デザイン知識0の人が効率良くWebデザイナーになる方法を紹介します。
HTML・CSSのコーディングから勉強しよう
過去の実体験とWebデザイナーとして働いてて思うのが、コーディングから勉強するほうが効率が良いということです。
コーディングのスキルを身につけて、それを武器にしてWeb制作業界に入り込むという感じです。
HTML・CSSのコーディングとは
HTMLって?CSSって?となっている人向けにコーディングについて簡単に説明します。
Webサイトというのは、1ページずつに「この画面にこれを表示してくださいね」っていう感じの指示によってブラウザで見ることができています。
その指示に必要なものが、HTMLとCSSになります。
そして、HTMLとCSSを作る作業のことをコーディングと呼びます。
なんでコーディングからの勉強が効率良いの?
では、どうしてデザイン知識のない人がコーディングから勉強すると効率良くWebデザイナーになれるかを解説します。
HTML・CSSの役割
まず、HTMLとCSSそれぞれの役割から説明します。
HTMLの役割
HTMLは、Webサイト上に「こういう文章や画像を表示します」というテキストの指示をするファイルです。
CSSの役割
CSS は、HTMLで指示したテキスト・画像などの色や表示する大きさなど装飾を指示するファイルです。
イメージとしては、プログラミングのような感じになります。
コーディングを武器にした方が良い理由
Webサイト制作には、大きく分けて2つの作業があります。
それは、デザインとコーディングです。
デザインはWebサイトの見た目をデザインソフトを利用して作成する作業で、コーディングは先ほど説明した、HTMLとCSSのファイルを作成する作業です。
Webデザイナーっていうのは曖昧なところがある職業で、デザインとコーディングが二つ両方ともできる人もいれば、片方の作業に特化した人も多く存在します。
では、「デザイン」と「コーディング」どちらの勉強コストが低いかというと、「コーディング」だと思っています。
これが、デザイン知識0の人がコーディングを武器にWebデザイナーになることを勧める理由です。
コーディングのほうが勉強コスト低い理由
デザインよりもコーディングの勉強コストが低い理由は、「答えの有無」です。
HTMLとCSSには決められたルールがあり、それに沿って作成をしていきます、
なので、そのルールさえ覚えてしまえば良くて、難易度もそんなに高いものではありません。
しかし、デザインというのは最低限のルールなどはありますが、正解が人によって変わったり、ゴールが見えにくいところがあります。
なので、勉強コストとしてはルールに沿って作業すれば正解になるコーディングのほうが低いと思っています。
学校の教科で例えると、美術で描いた絵の作品っていうのは正確な正解がありませんが、数学や物理は式・法則のルールに沿えば正解が出るといった違いです。
デザインの知識は諦めないといけないの?
ここまで見ると、「デザインは諦めろ」と言われてるように思ってしまう人もいると思います。
決して、デザインを覚えるなと言っているわけではありません。
どちらのスキル習得を優先させるかの話です。
まずはWebデザイン業界に入ることを優先してみる
スキルやセンスは経験値で培われるものです。
コーディングは得意だけどデザインはそこまでじゃない…
そういう状況であれば、最低限デザインツールの操作はできるくらいにして、コーディング業務をメインにWebデザイン業界に飛び込んでしまうのもアリです。
まずは業界に入ってから、ちょっとしたデザインの仕事があればチャレンジしていき徐々にスキルを実践で上げるほうが効率が良いです。
クラウドソーシングで受注してレベルを上げる方法も
企業にコーディング業務メインで入社したらデザインもするチャレンジが無いのでは?と不安になる人もいると思います。
そういう状況になったら、クラウドソーシングで個人的にバナー作成の案件などに応募してみるのも1つの方法だと思います。
デザインもコーディングも100点を目指さなくてもOK
Webデザインの勉強を始めたばかりの人のなかには、コーディングもデザインも100点のスキルにならないと活動できないと思ってる人もいるかもですが、そんなことありません。
とくにデザインの勉強は「これができれば100点」というハッキリした基準はありません。
見えないゴールを目指して勉強しているとループにはまって抜け出せなくなってしまいます。
まとめ
僕の経験の話をすると、デザインなんて全然したことがない状態で勉強を始めました。
スクールでは、デザインがなんぞやみたいな話を深くするということはなく、デザインツールでの作業という実践的なところだけ学んで就職をしました。
なので、駆け出しのときはデザイン知識なんてほぼ無い状態で仕事をしながらスキルを身につけていました。
そんな僕がWebデザイナーとして転職できたのは、ポートフォリオは0から自分でコーディングしていたり、そちらのスキルを評価してもらたからです。
デザインスキルに不安がある人は、同じように得意な別のスキルを売りにしてみてはいかがでしょうか。